日本中国内モンゴル友好協会(大阪内モンゴル協会)
果てしなく続く大草原、この環境を子孫に"

特定非営利活動法人

日本・中国内モンゴル友好協会

事務局 大阪市東淀川区井高野3丁目9-9-105
     TEL: 06-6195-7461 FAX:06-6195-7463
 

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     モンゴル料理

 フフホトの名物料理と言えば、はやりモンゴル料理。市内にはたくさんモンゴル料理を食べさせてくれる店があるので、どこで食べればいいのかと悩むことも無い。
 食事をしにいくのはもちろん、歩きつかれたりした時なども、小さなモンゴル料理店「「女乃」茶館(ナイチャーグアン)」を利用すると良い。そこで、「果子(グオズ)」ドーナツのようなものや、「果条(グオティアオ)」というカリカリした棒状のお菓子を食べながらミルクティーを飲みながらゆくっりと休むと良い。デザート感覚でヨーグルトを食べるのも良い。店内の雰囲気はとても庶民的な雰囲気で、現地の人々に溶け込んでいるような雰囲気を感じることもできるかもしれない。 

             大阪で食べられるモンゴル料理店 モンゴルゲル
                       大阪で食べられるモンゴル民族料理店の紹介

白い食べ物、赤い食べ物

モンゴル料理は大きく分けて2つある。「白い食べ物」と「赤い食べ物」。「白い食べ物」とは、牛、馬、羊の乳から作られる食べ物のこと。そして、「赤い食べ物」というのは、肉そのものや肉を使った料理のこと。
  本来は、乳の収穫量の多い夏に白い食べ物を食べ、収穫量の少ない冬に肉を食べていたが、フフホトのような都市生活では、年中肉も乳製品もでまわっている。また、野菜も年中入手できるようになり、伝統的な白い食べ物、赤い食べ物に、野菜も加わり、食文化、食生活が次第に変化している。 

 

奶茶(ナイチャー) ミルクティー

日本ではあまり知られていないかもしれないが、これこそがモンゴルを代表する食べ物(飲み物)と言ってもいいくらい、モンゴル人とは切り離せないもの。普通ミルクティーと聞くと、甘いものを想像するかもしれないが、モンゴルのミルクティーはなんと塩味。塩味のミルクティーを当たり前だと思っている彼らは、日本人が始めてミルクティーを飲む時でさえ、塩味であることを知らせてくれることはないので、初めてそのミルクティーを口にしたときの驚きは大きい。
  このミルクティーは単にのどを潤すというためだけのものではなく、体が必要な栄養をとるためのいわば食事と言ってもいい。このミルクティーに、バターや、羊肉、チーズなど自分の好みのものをいれながら、食事中に飲み続ける。
 この飲み物はやはり風土にあっているのか、暑い日に歩きつかれたりした時などに、ミルクティーを飲むとなぜか疲れがぐっと取れる。これはやはり塩分を補給できるという点でも、空気が乾燥しているという土地柄から考えても、ミルクティー以上に効果的な飲み物はないのかもしれない。
        
豆腐(ナイドウフ) モンゴルチチーズ

中国語の名前から判断すると、ミルクで作った豆腐ということになる。中国語のチーズ([女乃]酪)とは別な呼び名で呼ばれているように、いわゆる西洋のチーズとは一味違っている。しかし、西洋のチーズと同じように硬いものから柔らかいものまで様々。
  味は他の乳製品と同じようにミルクの味、香りが強い。ミルクティーに入れてやわらかくして食べてもいいし、そのまま食べてもおいしい。店によっては、砂糖の入ったおやつ感覚のものもあり、ぜひ味わっておきたいもの。
  土産やで売っている袋詰めのものは、長持ちするもので、味香りともにあまり良いとはいえない(それはそれでおいしいが)ので、市内にある乳製品屋やレストランで本物を食べたほうがよい。

     

奶酸,黄油,酥油(スアンナイ、ホアンヨウ、ナイヨウ) ヨーグルト、バター、白いバター

全て、ミルクを醗酵させる段階できるもので、草原の生活では欠かせない乳製品。
  ヨーグルトは日本で食べるものとそれほど変わらないと言ってもいいが、一般に日本で食べるものより、香りが強く濃厚。
  バターも香りが強く、料理に使うとその個性が際立つ。一般にミルクティーに入れて飲むことが多いが、日本人の口には合いにくいものかもしれない。
  白いバターはヨーグルトとバターの間のようなもので、濃厚なヨーグルトクリームといった感じ。これに砂糖とさくさくの炒米(チャオミー)を入れて食べるとデザート代わりにもいいし、朝ごはんにもちょうど良い。

 



 

 

(マーナイジォゥ) 馬乳酒
 馬のミルクから作るお酒。中国を代表するお酒、白酒(バイジォゥ)に比べると、度数は低く飲みやすい。馬のミルクから作ると言うことで、生産量はそれほど多くないようだが、スーパーや土産でも入手可能。ただし、スーパーで売られているものと、手作りの草原の味とはまるで違うので、市販のものだけで味を判断するのは禁物。フフホトに来たならぜひ味わっておきたい飲み物。

   

火鍋(フオグオ) しゃぶしゃぶ

羊肉料理といえば、まず、この羊肉のしゃぶしゃぶが代表的。フフホトに限らず、中国ではこの羊肉のしゃぶしゃぶが流行している。しかし、フフホトで食べるしゃぶしゃぶは肉が新鮮で他の都市で食べるものとは比較にならないほどにおいしい。鍋のスープの味は数種類から選ぶことができ、一般には辛いものか、さっぱりした辛くない物を選ぶ。1つの鍋に仕切りをつけて同時に、2種類のスープを味わうこともできる。
  スープにはクコの実、竜顔などが入りスープだけでもおいしく飲める上に、健康にも良い。鍋から取り出した肉や野菜は、ゴマダレで食べるのが一般的。野菜や肉を食べつくしたら、最後はいわゆる「うどん」でしめることをお勧めする。日本のうどんとはちょっと違うものの、そのしっかりした歯ごたえはきっと日本人をも満足させるに違いない。
 

 

手[才八]肉(ショウバーロウ) 塩茹で羊肉

 これを食べずにモンゴル料理は語れない!読んで字の如く((?)肉を手でちぎって食べるという意味の豪快な料理。しかし、実際には手でちぎっては食べずに、ナイフで切り分けながら食べる。塩茹でしただけの羊肉は、羊肉のおいしさがよくわかる。日本で羊肉は臭い物だと思っている人は、羊肉の臭みの無く、非常にやわらかいことに驚くことだろう。
 
      
[火考]全羊(カオチュアンヤン) 羊の丸焼き

中華料理と聞いて、豚の丸焼きや、北京ダックのような鳥の丸焼きを思い出す人もいるかもしれないが、これはそれの羊版。羊を丸ごとじっくり焼いたもので、結婚式のパーティーなどには欠かせないらしい。
  丸焼きにした場合、一番おいしいの肋骨の周りの肉と言う人もいれば、顔がおいしいと言う人もいる。羊の肉は赤身の部分だけでなく、白肉(脂身)だけでもしつこくなく食べられるので、豚肉などの脂身を普段は避けて食べている人もぜひ食べてみたほうがよい。 写真は羊の頭。脳みそが珍味。

  

   

羊肉串(ヤンロウチュアル) 羊の串焼

フフホトなら町中どこでも見かける、羊の串焼き。1本1元程度で買うことができるので、ちょっとお腹が空いた時などに、つい食べてしまう。夏には町中ビアガーデンの様相で、歩道でビールを飲みながら羊の串焼きを食べるのがベスト。
  しかし、ごみがあちこちに落ちている中国の路上で焼いている食べ物は、果たして衛生的に問題がないのだろうか。肉の保存にも冷蔵庫を使うことはあまりないようなので、特に夏場は腐った肉に当たらないようにしなくてはならない。衛生的に不安を感じる人は避けたほうがいいのかもしれない。

 

 
主食
  主食というのは、食事の一番最後に食べるもので、日本のようにおかずと一緒に食べるご飯やパンの代わりのものではない。日本の食事スタイルで食べていると、テーブルの上の物をお腹いっぱい食べたあとに、主食として山盛りの餃子が出てきて困ることもある。お腹いっぱいでもう食べられないと言っても、勧め上手な中国人相手に困る日本人は少なくないはず。

 

   
 

蒙古包子(モングーバオズ) モンゴル餃子


  中国と言えば「餃子」という人は少ない。モンゴル餃子はその名の通り、モンゴル風餃子。一般的には焼き餃子でも水餃子でもなく、蒸餃子で、食感はモチモチしていておいしい。餃子の具はいろいろな物から選ぶことができるが、モンゴル餃子は羊肉が基本。しかも、野菜をほとんど使わない肉たっぷりのいわば肉餃子。肉好きには本当にたまらない食べ物。
  あるモンゴル人の話では、中国の餃子は肉の味がしないのでおいしくない、と言うほど。「餃子って肉を食べるための食べ物?」とも思ったが、モンゴル人にとっては、やはり肉が大切な要素であるらしい。肉のよしあしで料理が決まるといってもいい。

     

[艸/攸]面 ヨウメン

ヨウメンは麦の一種でフフホトの特産物。カラスムギ、オートミールとよく似ているらしい。面とは日本の麺の意味ではなく、いわゆる「粉」の意味。例えば、小麦粉なら小麦面であったり、きな粉なら豆面といった感じ。ヨウメンは小麦粉のように真っ白ではなく、そば粉のように若干黒味を帯びている。その粉を利用して作った料理がヨウメン料理で、フフホト市内にはたくさんのレストランがある。食べ方は餃子のようなものや、麺など、さまざまな形状で食べることができる。また、郊外にある大青山(ダーチンシャン)という山のふもとには、ヨウメン]のレストランが軒を連ね、周辺は観光地になっている。

     面(スアンナイミエン)、羊肉面(ヤンローメン) 
ヨーグルト麺、羊肉麺


ヨーグルト麺といってしまうと恐ろしい物を想像してしまいそうだが、ホワイトシチューなどのミルクの入ったスープを思い出してみると、なんとなく想像できると思う。ベースはモンゴル料理店で食べる麺と変わらない塩味のあっさりしたスープで、そこに少しヨーグルトを入れて食べる。ヨーグルトの味はほどよく、酸味もほとんど感じられないので、食べやすく、日本人が食べても全く問題ないだろう。
  羊肉麺はいわゆる中国のラーメンとは違い、切麺(切った麺)が主流。太さは日本のうどんより少し細いくらいで、歯ごたえもうどんに近い。しかし、なんと言っても羊からとったスープがおいしい。同じスープで作った羊肉粥もおいしい。

   

焙子(ベイズ) フフホトのパン


 ベイズもフフホトの特産品と言ってもいい食べ物で、鉄板の上で焼いたパンのような食べ物。パンよりは硬く、独特の味がする。甘い物から、塩味物まで数種類のベイズが道端で売られている。朝昼晩の食事時には焼きたてが売り出されるので、ぜひ焼き立てを食べたいところ。
  ベイズは街中のそこら中に売っており、フフホト市民には欠かせない食べ物。現地の人は毎日当たり前に食べているので、中国全土で同じようにベイズを食べていると思っているようだが、今ところ他の地域で売られているとは聞いたことがない。

 

 

稍美(シャオメイ) シューマイ
 稍美は日本での定番中華料理シューマイのこと。地方によっては稍麦,焼売と書くところもあり、日本と全く変わらない。こちらのシューマイの一番の特徴は皮にある。餃子でもシューマイでも日本の物は皮がとても薄いが、中国ではこれが主食にあたるため、皮もおいしく、しっかり食べる。そのため、シューマイの皮にもこだわりがあり、日本のシューマイとは違った食感、味がする。具は、肉を中心にしたもので、とてもやわらかい。日本のシューマイのように、箸できれいに割ることは出来ない。割ってしまったらバラバラにくずれてしまう。
  フフホトでは、朝食にシューマイを食べる人が多く、朝からシューマイを出す店は繁盛している。朝早くおきて街中を散歩すれば、かならずシューマイを買っている人にでくわすだろう。
 


 

 

火悶]面(ムンメン) バイノール地方の蒸麺


 ムンメンは内モンゴルのバイノール地方(巴盟)の田舎料理。大きな鍋に野菜や肉を煮込み、その汁の蒸気で蒸しあげ、最後に混ぜ合わせて作る。出来上がったものは、日本の焼きそば、焼きうどんのように見えるが、ムンメンの特徴はその歯ごたえ。蒸した麺のムチムチした食感は日本の麺にはないもの。
  大鍋で頼んだ場合は5,6人前の量になる。麺だけではなさすがに食べ飽きるので、さっぱりした副菜も注文しておきたい

 

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鍋茶(グォチャァ) 大鍋ミルクティー


 上にも紹介したミルクティーを大鍋に入れたもの。ミルクティーはモンゴル人にとって食事に代わるもので、地方によってはバター、チーズ、「女乃」皮(ナイピィ。濃厚な牛乳の加工品)、粟(あわ)、干し牛肉などを入れて飲むことがある。それがこの大鍋ミルクティー。
  ふつうのミルクティーに、牛肉、チーズなどのウマミがくわわり、さらに濃厚な味わいになる。お茶は少なくなると、どんどん注ぎ足されるので、なくならない。これだけ飲んでいてもお腹いっぱいになる。

 



 

血腸(シュエチャン) 血のソーセージ


 見た目がちょっと不気味なソーセージ。羊の血、小麦粉、スープなどを腸詰にしたもの。味はとくに臭みがあるわけでもなく、コクのあるおいしさ。一度食べたら病みつきになる人も多いはず。この血入りのソーセージのほかに、羊肉を詰め込んだいわゆる肉のソーセージもあって、これがまたおいしい。

 

 

莎葱(シャーツォン) 砂漠の葱


 名前のように、砂漠地帯で取れるという葱のような物。この野菜(?の味を説明するのは難しいので、一度食べてみて欲しい。モンゴル料理店なら必ず置いてあると思われる。ジャガイモを小さくつぶしたものと一緒に和えて食べるものが一般的。これもモンゴル料理の名物ともいえる物なので、フフホトにいる間にぜひ味わっておきたい。

 


 

 

果子(グオズ) モンゴルのドーナツ


 果子はドーナツに近い食べ物。砂糖がはいっていず、ドーナツと比べると若干硬い。素朴な家庭味わいで、ついたくさん食べてしまう。
  これは朝食に、ミルクティー、ヨーグルトなどと一緒に食べることが多い。また、3時のおやつなどとして、お茶を飲みながら食べるのも良い。

 


 

羊雑碎(ヤンザースイ) 羊のモツ煮込み


 羊の内臓をジャガイモなどと一緒に煮込んだ物。朝にベイズと一緒に食べる人が多い。モツが苦手な人もクセをあまり感じずに食べられるかもしれない。庶民の朝食のような物なので、大きなレストランではなく、路地の小さなお店を探して食べよう。
  また、このモツ煮込みに麺をいれた雑砕麺もなかなかおいしい。

 


 

麻花(マーホア) 中華風おやつ


  中国でのおやつの定番。簡単に言えば中国風ドーナツといった感じの食べ物(天津の有名な麻花は硬い)。最近は、台湾からのお店が人気があり時には行列を作ることもある。台湾から来た店のおかげか、中国のおやつのように甘すぎず、脂っこすぎないので、日本人にとってもおいしいおやつになる。それでも、しっかり油を含んでいるものなので、食べすぎに注意。揚げたては特においしく2本は簡単に食べられる。